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飲食店の開店祝いに胡蝶蘭を贈るなら|立札が埋もれない届け方と書き方

開店当日の飲食店の店頭で、立札付きの白い胡蝶蘭が入口の左右に並んでいる様子のイメージ(立札の名前はぼかし処理)
開店当日の飲食店の店頭(イメージ)

※記事内の画像はイメージです(立札の名前はぼかしています)。

取引先の飲食店がオープンするとき、開店祝いに胡蝶蘭を贈る方は多いものです。ところが、開店日の飲食店には何鉢もの胡蝶蘭が一度に届きます。置き場所の限られた店頭では、せっかく贈った花が並びの奥に入り、立札が見えにくくなることも少なくありません。

この記事では、贈る側が見落としがちな「店頭での並び方」「立札の付け方と書き方」「届けるタイミング」と、受け取るお店の負担を減らす届け方を、開店祝いの現場の実情に沿って整理します。

結論:飲食店の開店祝いは「立札が店頭で見えること」まで考えて贈る

飲食店の開店祝いで胡蝶蘭が果たす役割は、花の華やかさだけではありません。店頭に並んだ立札は、お店を訪れた方や同業の方の目に触れ、どこからお祝いが届いたかを伝えます。開店祝いの胡蝶蘭は、届けた瞬間だけでなく、店頭に飾られている間ずっと贈り主の気持ちを伝え続けるものです。だからこそ、立札が見える状態で飾られることが大切です。

押さえておきたいポイントは次の4つです。

  • 店頭のスペースは限られるため、胡蝶蘭は重ねるように並べられることが多い
  • 立札が花の上部に付くかを、注文時に確認する
  • 届けるのは開店前日の午後(レセプションがあればその前日)が安心
  • 予算は2〜3万円前後の3本立ちが中心

開店当日の飲食店では、胡蝶蘭はどう並ぶのか

小さなお店でも、10鉢前後が一度に届くことがある

開店祝いの胡蝶蘭は、食材の卸業者や内装・厨房設備の施工業者、同業のオーナーなど、さまざまな取引先から届きます。40〜60㎡ほどの小さなラーメン店でも、開店日までに10鉢前後が届くことは珍しくありません。多くの場合、胡蝶蘭は入口前の左右に分けて並べられます。

スペースが足りないときは、立札が見えるように重ねて並べる

飲食店は客席を減らせないため、胡蝶蘭を置けるのは店頭の限られたスペースです。一列に並びきらないときは、鉢を少しずつ重ねるようにして、それぞれの立札が見えるように並べるのが一般的です。花がすべて前に出ていなくても、立札が見えていれば、どなたからのお祝いかはきちんと伝わります。

置き場所が狭くても、本数を減らす必要はない

「狭いお店だから、小さめの胡蝶蘭のほうがよいのでは」と考える方もいます。しかし、置き場所を理由に本数やサイズを下げる必要はほとんどありません。贈る側は相手との関係性から予算を決めるのが一般的で、お店の側も重ねて並べることで対応しているためです。本数やサイズは、予算と関係性で選んで問題ありません。

立札が埋もれないために、贈る側が確認すること

立札は花の上部に付けるのが今の主流

胡蝶蘭の立札は、10年ほど前までは花の下(鉢の前面)に付けるのが一般的でした。しかしその位置だと、花がかぶさって立札の文字が見えにくくなります。そのため現在は、花の上部に立札を付けるのが主流です。上部に付いていれば、店頭で鉢が重なって並んでも、贈り主の名前が見えます。

注文時に「立札は花の上部に付くか」を確認する

花屋によっては、今も以前の付け方をしているところがあります。飲食店に贈る場合は、注文の際に立札の位置を確認しておくと安心です。

飲食店に贈るときの文字の強弱

取引先であるお店へ贈る場合、立札の書き方には次のような基本があります。

  • お店の名前(宛名)を立札の上手(かみて)に書き、贈り主の情報はそれより少し下に書く
  • 宛名の文字を、贈り主の文字よりやや大きめにする
  • 社名が「株式会社〇〇」のような前株の場合は、「株式会社」を社名より小さめにする
  • 肩書も氏名より小さめにし、社名と氏名が目立つようにする

文字の大小は相手との関係性によって変わりますが、お客様であるお店に贈る場合は、この書き方が基本です。相手の名前を立てる書き方そのものが、お祝いの気持ちの表れになります。

花の上部に付けた横書きの立札のイメージ。宛名を大きく、贈り主の社名と肩書を小さく書いている(名前はぼかし処理)
花の上部に付けた立札の例(イメージ・名前はぼかしています)

表書きと立札の基本は、開店祝いのガイドで確認

飲食店への立札の表書きには「祝開店」「祝御開店」「開店御祝」「祝OPEN」などがよく使われます。表書きの選び方や、宛名・贈り主名を正確に書くための基本は、開店祝いに胡蝶蘭を贈る完全ガイドで解説しています。

いつ届ける?飲食店は「前日の午後」が安心

開店祝いの胡蝶蘭は、開店前日か当日の午前に届けるのが一般的な目安です。そのうえで飲食店の場合は、開店前日の午後がおすすめです。開店当日の朝は、仕込みや最終準備で店内が最も慌ただしい時間帯だからです。

レセプションがある場合は、その前日に

飲食店では、グランドオープンの前にレセプション(プレオープン)を開くことがあります。その場合は、レセプションの前日に届くよう手配すると、招待されたお客様にも胡蝶蘭を見ていただけます。

招待されている日までに届くように

グランドオープンやレセプションに招待されている場合は、少なくともその日までに届くよう手配しましょう。

開店当日の宅配は、箱のまま入口に積まれていることも

開店当日に宅配便で届いた胡蝶蘭が、開ける余裕のないまま箱の状態で入口に積まれている光景は珍しくありません。当日着は避け、余裕を持って届けることが、受け取るお店への配慮になります。

開店日が少しずれても、胡蝶蘭なら心配は少ない

開店日が直前に変わることはまれですが、胡蝶蘭は日持ちするため、1週間ほどずれてもほとんど問題になりません。スタンド花やアレンジメントと比べたときの、胡蝶蘭の強みのひとつです。

受け取るお店の負担を考えた届け方:宅配の箱入りと手渡し配送

胡蝶蘭の届け方には、箱に入れて宅配便で送る方法と、届け先近くの花屋が直接届けて設置する手渡し配送があります。開店準備中の飲食店が箱入りの宅配で困りやすいのは、次の4つです。

左は飲食店の入口の通路に宅配便の段ボール箱と緩衝材が積まれた様子、右はカウンターに胡蝶蘭を設置する様子のイメージ
箱入り宅配(左)と手渡し配送(右)のイメージ
  • 開封や片付けの余裕がない:開店前日は内装の仕上げや食材の搬入が重なり、箱を開けて胡蝶蘭を取り出し、並べる時間を取りにくい
  • 段ボールと緩衝材が残る:お店から出るごみは事業系のごみにあたり、家庭ごみのようには出せません。事業者が自らの責任で処理することが法律で定められており、許可業者への委託や、自治体の事業系ごみ処理券を使った収集など、地域のルールに沿って処分する必要があります(新宿区「事業系のごみ」、渋谷区「区の収集に事業系ごみを出すとき」)
  • 傷みがあっても言い出しにくい:輸送中に花が擦れたり落ちたりしていても、お店の側から贈り主に伝えるのは気が引けるもの
  • 受け取り対応が何度も発生する:10鉢がそれぞれ別の便で、ばらばらの時間に届くと、そのたびに作業の手を止めることになる

手渡し配送なら、届け先近くの花屋が完成した状態の胡蝶蘭を運び、立札が見えるように並べるところまで行います。受け取るお店の方は、届いた胡蝶蘭をそのまま飾っておけます。受け取る側の手間まで考えて届け方を選ぶことも、お祝いの気持ちの一部です。届け方の違いは胡蝶蘭の手渡し配送で詳しく解説しています。

飲食店で胡蝶蘭が喜ばれる理由

開店祝いの花にはさまざまな種類がありますが、飲食店では特に胡蝶蘭が喜ばれます。受け取るお店の側から見た理由は次のとおりです。

  • 香りがほとんどない:料理の香りを邪魔しにくい
  • 水やりの手間がほとんどかからない:開店直後の忙しい時期でも、管理の負担が少ない
  • 夏場でも日持ちする:季節を問わず、長く店頭を彩れる
  • 店内の少しのスペースに置ける:大きな設置場所を必要としない

相場の目安:飲食店では2〜3万円・3本立ちが中心

取引先から飲食店へ贈る開店祝いの胡蝶蘭は、贈り主の立場を問わず2〜3万円前後の3本立ちが中心です。食材の卸業者、内装・厨房設備の施工業者、同業のオーナーなど、取引先から贈られるケースが多く見られます。

相場は地域や時期、花の品質によっても変わります。特に重要な取引先に贈る場合の考え方や、3本立ちと5本立ちの選び方は、開店祝いに胡蝶蘭を贈る完全ガイドの相場の解説をご覧ください。

開店後の胡蝶蘭は、10日前後で近所の方へ

開店祝いの胡蝶蘭は、しばらくお店に飾ったあとも役立ちます。開店から10日前後を目安に、鉢ごと近所の方へお配りする方法を、花屋から店主に提案することもあります。お店に飾っておきたい期間との兼ね合いで時期を決めると、ご近所へのあいさつにもなり、喜ばれます。

開店後の飲食店で、店主が近所の方に胡蝶蘭を鉢ごと手渡す様子のイメージ
開店後、近所の方へ胡蝶蘭をお配りする様子(イメージ)

飲食店の開店祝いの胡蝶蘭でよくある質問

取引先の飲食店に胡蝶蘭を贈るのは失礼になりませんか?

失礼にはあたりません。胡蝶蘭は香りがほとんどなく、水やりの手間も少ないため、飲食店への開店祝いとしてよく選ばれています。立札の位置と届けるタイミングに気を配ると、より安心です。

立札の表書きは何と書けばよいですか?

飲食店への開店祝いでは「祝開店」「祝御開店」「開店御祝」「祝OPEN」などがよく使われます。宛名にはお店の正式名称を略さずに書き、上手(かみて)にやや大きめに入れるのが基本です。

開店当日に届けても大丈夫ですか?

当日でも失礼ではありません。ただ、飲食店の開店当日の朝は、仕込みや準備で最も慌ただしい時間帯です。前日の午後に届けるほうが、お店の負担を減らせます。

宅配便で送っても問題ありませんか?

宅配便で送ること自体に問題はありません。ただし、箱の開封や段ボールの処分、並べる作業はお店の側で行うことになります。宅配を選ぶ場合は、開店当日を避けて前日までに届く日時を指定し、立札が花の上部に付くかを確認しておくとよいでしょう。

届け先の地域で、手渡し配送に対応する花屋を探す

Flower Mapでは、届け先の地域ごとに、胡蝶蘭の手渡し配送に対応している花屋を探せます。飲食店の開店祝いを贈るときは、お店の所在地から確認してみてください。

参考情報

開封取り出しや段ボール処分の手間なしで贈る胡蝶蘭。

箱入り宅配ではなく、届け先近くの地域花屋が胡蝶蘭を手渡しでお届け。法人ギフトや大切なお祝いで、受け取る方にご負担をさせずに済む贈り方です。

手渡し配送の胡蝶蘭を確認する >

※クリックすると胡蝶蘭の商品ページへ移動します

なぜ、胡蝶蘭は手渡し配送が選ばれるのか

01

開封作業を減らせる

段ボール箱を開け、胡蝶蘭を傷つけないように取り出す手間をかけずに済みます。

02

大きな箱の処分が不要

法人・店舗・個人宅のいずれでも、大きな段ボールごみの後処理は負担になる作業です。

03

受け取り後の流れがスムーズ

地域花屋から手渡しで届くため、オフィスや店舗でもそのまま設置できる状態で受け取れます。

この記事の執筆・監修者

1級フラワー装飾技能士 白石義博
白石 義博 (Yoshihiro Shiraishi)
1級フラワー装飾技能士 / フラワーデザイナー

お花の国家資格最高峰である「1級フラワー装飾技能士」を保持。NFDグランプリをはじめ、国内の主要なフラワーデザインコンテストで多数の受賞歴を持つスペシャリストです。 確かな技術力と目利きで、胡蝶蘭や生花が持つ本来の美しさを最大限に引き出し、贈る側も受け取る側も笑顔になれる「高品質な手渡し配送」の普及に力を注いでいます。

【保有資格・実績】